帰化の動機書/書き方～例文

こんにちは。本日は、帰化の動機書/書き方～例文について説明します。

◎帰化の動機書

・この書類には、帰化しようとする動機、理由を記載します。
・自筆できる人は、必ず自筆しなければならず、また、日本語で書くようにしてください。
・この書類は、申請者ごとに作成しますが、１５歳未満の人は不要であります。
・この書類は、帰化申請者が帰化を決意するにいたった動機、理由を各自がありのままに書くものですから、こういう書き方ならよいとか、こういう書き方はだめだなどということはないはずであります。
・次に２つ具体例をあげておきます。

例１　内科医の韓国人が申請者の例
例２　飲食店経営のアメリカ人が申請者の例

例１

・私は、現在、医師として内科医院を経営しております。
・私は、日本で生まれ、小学校、中学校、高等学校、大学まで日本の学校で勉強し、医師免許をとり、医師となりました。
・その間、同じ韓国人女性と結婚し、一男一女をもうけました。現在、２人の子供たちは日本の私立の小学校に通学しています。
・私自身、日本語の読み書きしかできず、これからも日本を離れるつもりはありません。
・また、現在までに私の学んできた医療の知識と経験を生かし、さらに一層、日本の社会に奉仕したく、今回の申請にいたった次第です。

例２

・私は、現在、東京都渋谷区において、両親とともにレストランを経営しているものです。
・私は、５歳の時に、当時外交官だった両親と２人の姉とともに日本にやってきました。
・その後、外交官を退官した両親は、日本の文化・歴史のとりことなり、本国アメリカ合衆国に帰らず東京でレストランを経営するようになりました。
・その間、私は、日本の小学校、中学校、高等学校、大学へと進み、卒業後は両親とともにレストランを経営し、現在にいたっています。
・本年１０月に、日本人女性と結婚する予定であり、また、これからも日本社会に奉仕いたしたく、今回どうしても日本国籍を取得したく帰化許可をお願いするにいたった次第です。

※注意点～日本語の語学力

・帰化の６条件を考えすぎるあまり、プラスワンとしての依頼人本人の「日本語の語学力」の部分をおろそかにしてしまうことが多々あります。小学校３年生以上の日本語能力のあることが基本となっているようですが、そもそもなぜ帰化したいのかということをよく考えてみる必要があります。「日本人になりた」ということの「誠意」を担当官により強く示すためにも、より早い帰化実現のためにも依頼人ご本人の「日本語能力」に注意する必要があります。

本日はここまでとします。次回、帰化許可申請～履歴書の書き方に続きます。
またのご訪問お待ちしております。