海事代理士試験・勉強法~おすすめの教材
こんにちは。
青森県弘前市の海事代理士、香取です。
本日は、海事代理士試験・勉強方法について説明します。
海事代理士についてのブログは久しぶりになりますが、以前のブログで紹介した、REAL・海事代理士試験研究センターのテキストが非常に使い勝手が良かったので、その必修テキストの中に書いてある勉強方法について紹介したいと思います。
◎はじめに
・海事代理士試験に挑戦する者にとって、最初の難関は「受験に関する情報が極めて少なく、どのように学習を進めて行けば合格に辿り着くのか分からない(全体像が見えてこない)」ことでした。少ない情報を集めた上で自らの学習方法を確立させていくことは大変意義のあることですが、けして効率の良い方法とは言えません。
・「本当にこの方法で合格できるのか?」という不安を抱えた受験生の方々から「試験対策上、重要なポイントが分かるテキストが欲しい」との要望が以前から寄せられていたことから、従来の対策レジュメや必修ポイントなどを発展させる形で、「海事代理士必修テキスト」を制作しました。
・¨海事代理士試験合格に必要なポイントを網羅する¨をコンセプトに数年間に及ぶ試行錯誤を重ねながら編集し、初学者の方には、学習の方向性や合格に必要な知識量、全体的な優先度を示すことが出来るように、中上級者の方には、学習の進捗状況を確認するツールとして活用いただけるよう、過去に出題された個所を具体的に明示するなど、入門から総まとめまで、幅広くお使いいただけるよう工夫しています。
・なお、当センター教材「海事代理士合格六法」・「海事代理士過去問題集」・「海事代理士口述マスター」などと、併せてお使いいただくことにより、学習の効率を高められるようになっています。
・本書が海事代理士試験にチャレンジされる皆様を合格に導く羅針盤たる存在になることを願ってやみません。 平成25年3月(私は、平成27年5月版を使用。)
◎本書の使い方
・本書では、過去10年間に出題された問題の関連条文(法令収録基準日:平成27年4月1日施行分まで→私の受検した年度分です)のうち、試験対策上重要度が高いと思われるものを中心に編集しています。海事代理士試験では、条文からそのまま出題されるケースが多いことに鑑み、各条文の重要度を明記するとともに、出題個所を明示することによって、メリハリをつけた学習が可能となっています。
・また、それぞれの法律を中心に、関連政省令なども併せて記載することにより、学習の流れを妨げることなく条文をチェックすることができるようになっています。
◇重要度について
・本テキストでは、重要度S・A・Bの3レベルに分け、学習を進める上で優先的に取り組むべきものが判断できるようにしています。
・入門期においては、海事代理士試験の全体像を把握するためにこれら重要度を活用し、理解・暗記すべき事項の優先順位をつけてから学習を進めていただくことが望ましいでしょう。
・また、完成期においては、学習の総まとめとして、重要度の高い条文が確実に理解できているか確認するとともに、重要度が低い条文についても直前期に短時間で一通り確認しておくと良いでしょう。
◎受験情報
◇受験資格
●特になし
◇筆記試験
●例年9月最終週の金曜日
●試験会場:札幌・仙台・横浜・新潟・名古屋・大阪・神戸・広島・高松・福岡・那覇 計11会場
◇口述試験
●例年11月最終週の月曜日
●試験会場:東京(霞が関)国土交通省本省 1会場
◇受験手数料
●6,800円(収入印紙による)
◇合格発表
●例年12月下旬
◇合格率
●筆記試験:40~60%前後
●口述試験:60~80%前後
●最終合格:40%前後
◇標準学習期間
●概ね3か月~10カ月
◇香取海事代理士から一言
●私がお勧めする教材については、インターネットで検索すると表示されますので、自分の目で確認して、自分の責任にて判断してください。
●書き込んだ内容に付きましても、当時の資料からの引用になりますので、試験日等は、自分で再度確認お願い致します。
●過去問を解いていくと解かると思うのですが、年々難しくなってきております。ただし、過去問を100%理解できるまでやれば、ほぼ合格できると思われます。
●筆記試験については、確実にできる個所を回答して退席する事が出来ますので、残りの時間は控え室で次の試験勉強が出来ます。これは、本当にできます。退出できるまでの時間には制限がありますが、有効に使うことをお勧めします。
●筆記試験は満遍なく得点することも大事ですが、満点の取れる科目もあります。得意科目は満点を狙いましょう。
●口述試験については、口述マスターは優れモノだと思います。単語帳のように使い徹底的に暗記(この頃になるとなんとなく流れが分かるようになるはずです)。また、誰かに頼んで必ず質問してもらいそれに回答する練習をしてください。
●口述試験の会場は国土交通省本省です。これは、試験でも受けないと普通は行く機会はないと思われます。一生の記念になりました。
●海事代理士会の口述試験対策を活用する。試験前日に実施してくれるはずです。筆記試験の合格発表後に募集があるはずですのでホームページのチェックをして早めに申込みしましょう。先着で制限が有ります。模擬の口述試験を体験できます。当日は、試験会場まで案内して下さいました。
本日はここまでとします。次回に続きます。
またのご訪問お待ちしております。
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