日本人配偶者の離婚歴が多い～弘前市・入管/ビザ

こんにちは。
青森県弘前市の行政書士、香取です。
今年も宜しくお願い致します。

本日は、日本人配偶者の離婚歴が多い場合について説明します。

◎相談例

・日本人男性Aさん（５２歳）と、オーストラリア人女性Bさん（３３歳）の結婚。Aさんは今回が４回目の結婚です。１回目と２回目は日本人との結婚、３回目はウクライナ人との結婚でした。１回目は結婚期間が１０年ありましたが、２回目と３回目は３年以内に離婚しています。

◎ポイント

・日本人側の離婚歴については、問題になるケースとほとんど問題ないケースがあります。例えば、今回が２回目の結婚であり、元配偶者が日本人で結婚期間が相当あり（１０年以上）、協議離婚であれば、それほど問題になりません。
・しかし、離婚回数が多かったり、前婚の結婚期間が短かったり、前婚の配偶者も外国人である場合、かなり厳しく審査されます。
・本件では、Aさんの収入は全く問題なかったものの、上記３つに全て該当していました。そこで、これまでの結婚の経緯と離婚理由を詳しく説明した文章を作成しました。そして、Aさんに、今回の結婚に対する気持ち、前婚での反省点などを書き出してもらいました。つまり、Aさんの決意書です。本件の場合、前婚のウクライナ人とは共通言語がなく、お互い片言の英語での会話でした。それが夫婦のすれ違いを生み、それが大きくなり、離婚に繋がったようです。Aさんは、この点を改善するため、今話題となっているスパルタ式英会話教室に３か月通い、日常英会話をマスターしました。また、Bさんも大学時代に、半年間だけ日本に交換留学していたことがあり、基礎的な日本語や日本の文化にも慣れていました。交際経緯説明書の中で、こうした点を強調し、Aさんの決意書と共に提出したことで、問題なく許可となりました。

本日はここまでとします。
またのご訪問お待ちしております。