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船舶職員及び小型船舶操縦者法・海上運送法~海事代理士試験

2019/7/29

こんにちは。
青森県弘前市の海事代理士、香取です。

本日は、海事代理士試験~船舶職員及び小型船舶操縦者法・海上運送法の出題傾向と対策について説明します。なお、海事代理士センター(ReaL)平成27年5月第2版発行の海事代理士必修テキストよりの記述であります。

◎船舶職員及び小型船舶操縦者法

◇目標点と出題形式

●目標点 16点/20点
●出題形式 空欄補充式・正誤式・記述式

・船舶職員及び小型船舶操縦者法は、船舶職員として船舶に乗り込ませるべき者の資格並びに小型船舶操縦者として小型船舶に乗船させるべき者の資格及び遵守事項等を定めて、船舶の航行の安全を図ることを目的とした法律です。筆記試験での配点は20点と一般科目の2倍になっており、さらに口述試験でも出題される重要科目の1つです。

・出題範囲は、船舶職員及び小型船舶操縦者法、同施行規則から出題されていますが、出題される条文自体は比較的限られたものになっています。例えば、法第2条の「定義」、施行規則第3条の2「海技免許講習」、施行規則第31条の「異なる乗船履歴の合算」などは、例年出題されているため、早めの理解を心掛けたいものです。特に「異なる乗船履歴の合算」については、この試験唯一と言える「計算問題」が出題されます。大きさや種類の異なる船舶に乗船した履歴について、その履歴が受験のための乗船履歴として認められるか否かを判断した上で、その根拠となる理由を提示するという非常に手間のかかる問題です。(残念ながら、その手間の割に配点が1~3点程度と低いのが現状です。)
・対策としては、施行規則第31条の異なる乗船履歴の合算について、その仕組みを粘り強くマスターしていくしかありません。ただ、模範解答を見ると難しそうに感じる問題も、よく見てみるとパターン化された問題構成になっていることが分かります。船員法に比べると出題される条文が限られているので、条文をしっかり理解しておくことで、この科目自体を得点源にすることも十分可能です。

◎海上運送法

◇目標点と出題形式

●目標点 8点/10点
●出題形式 空欄補充式・正誤式

・海上運送法は、「海上運送事業の運営を適正かつ合理的なものとすることにより、海上運送の利用者の利益を保護するとともに、海上運送事業の健全な発展を図り、もって公共の福祉を増進することを目的とする」とあるように、フェリー事業などの海運業界を規制する法律です。

・出題範囲は、海上運送法の条文を中心に出題される傾向が強く、それぞれの海上運送事業(特に船舶運航事業)を開始・休止・廃止する際の手続き等に関する条文をよく理解しておく必要があります。出題形式は、空欄補充式や正誤式の組み合わせが多かったものの、近年では空欄補充式を中心に出題されています。

・試験対策として、海上運送事業の違い(船舶運航事業として定義付けられている各事業、船舶貸渡業、海運仲立業、海運代理店業)を理解することが不可欠です。船舶運航事業は、事業種別が複雑なので、混同しないよう特に注意が必要です。例えば、定期運送or不定期運送、旅客運送or貨物運送という形で区別して整理が可能ですから、体系的に理解するよう努めて下さい。その他、事業開始や廃止などの際に、それぞれの事業においてどのような手続き(許可、認可、届出)を、いつまでに行わなければならないのか整理しておきましょう。

本日はここまでとします。次回に続きます。
またのご訪問お待ちしております。

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