ご相談初回無料

お気軽にご相談・お問い合わせください

TEL 0172-55-7882

電話対応時間 9:00~18:00年中無休

船舶法~船舶国籍証書の検認・日本国籍の要件~海事代理士試験

2019/8/19

こんにちは。
青森県弘前市の海事代理士、香取です。

本日は、海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律・船舶法の出題傾向と対策について説明します。
なお、海事代理士試験研究センター(ReaL)平成27年5月第2版発行の海事代理士必修テキストよりの記述であります。

◎海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律

◇目標点と出題形式

●目標点 7点/10点
●出題形式 空欄補充式・正誤式

・海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律は、「海上汚染等及び海上災害を防止し、あわせて海洋汚染等及び海上災害の防止に関する国際約束の的確な実施を確保し、もって海洋環境の保全等並びに人の生命及び身体並びに財産の保護に資すること」を目的とした法律です。
・出題傾向として、法第9条の6「未査定液体物質」が例年出題されており、他には法第18条の3「海洋施設の設置の届出」、法第19条の37「海洋汚染等防止証書」、法第20条「事業の許可及び届出」など、法律そのものからの出題が多く、施行規則などの政省令から出題は少なくなっています。出題形式は、空欄補充式、正誤式の2本立てで例年出題されていますが、どちらもポイントは「いつ?」と「誰が?」という部分をストレートに聞かれる問題が多い傾向にあります。
・また、この法律は他の科目と異なり環境法としての色彩が濃く、内容も技術的なものが多いため、海洋における災害防止・環境保全の実務に関連のない者にとっては、条文を読み込んでみても技術的な規定の意味やそれらの手続きをイメージすることが難しいのではないかと思います。全体としてはあまり深入りすることなく、行政手続き上重要なポイントである「いつ」と「だれ」という部分を意識しながら過去問を解いていくと良いでしょう。
・対策としては、どの行政機関に対して、申請や届出など手続きをしなければならないか等、1つ1つの手続きの流れをしっかり把握するように努めて下さい。過去問の選択肢から辿ると、「国土交通大臣」「地方運輸局長」「海上保安庁長官」「環境大臣」を選ぶケースが多いので、これら行政庁への手続を整理するとよいでしょう。

◎船舶法

◇目標点と出題形式

●目標点 16点/20点
●出題形式 空欄補充式・正誤式・記述式

・船舶法は、日本船舶に対する保護、および監督を目的とした法律で、そのために日本船舶となるための要件とその義務、日本船舶に与えられた特権を定めています。具体的には、船舶の登記・登録・船舶国籍証書の受有、検認などの義務を定めています。
・出題傾向としては、船舶国籍証書の検認について定めた法第5条の2、日本国籍の要件について定めた法第1条が、特に重要と考えてよいでしょう。
・出題形式は、20問の選択式の空欄補充問題が6年間連続して同じ形式で出題されています。船舶法の条文の空欄補充が10問、船舶法の体系の解説の空欄補充が10問です。条文の空欄については、船舶法の条文のみから出題されていますが、体系の理解については、船舶法施行細則からも例年出題されています。
・対策としては、船舶法は、明治33年に制定された法律であり、条文の形式が旧仮名づかいとなっているなどとっつきにくいとも言えますが、例年似たような問題が出題されていますので、まずは条文に苦手意識を持たないようにして、過去問を記憶に定着させるまで繰り返し解いていきましょう。また、口述試験を念頭に置いて、手続きの流れを記憶することで、登録や登記といった間違いやすい点を理解することができると考えます。
・実務では、取扱件数が少ないとされていますが、総トン数20トン以上の船舶の登記、登録の手続きを行います。海事代理士が海の「司法書士」と呼ばれる由縁でもあり、海事代理士の「花形」業務と言えるでしょう。

本日はここまでとします。次回に続きます。
またのご訪問お待ちしております。

おススメ記事

  • 経営事項審査(経審)と工事入札参加までの流れ|青森市/弘前市/五所川原市

  • 行政書士ができる相続手続き~青森県・弘前市

  • 産業廃棄物収集運搬許可とは?~青森県/弘前市の行政書士から解説

  • スナックの開業に必要な営業許可~青森県・弘前市ほか(最短3日で申請)

  • 車庫証明に必要な書類と書き方・マニュアルについて ~青森県・弘前市他の場合~

業務案内

  • 会社設立

    会社の称号・目的の決定、定款の作成、定款の認証、出資金の払い込み、必要書類及び申請書類の作成、設立の登記の申請(登記申請は司法書士に依頼)

  • 車庫証明

    車庫証明手続き代行。申請書類、添付書類作成・申請等

  • 建設業許可申請

    建設業許可の新規取得・更新手続き・業種追加等

  • 内容証明

    クーリングオフ等に内容証明作成・発送代行

  • 遺言書作成
    相続手続

    公正証書遺言・秘密証書遺言の作成サポート
    自筆証書遺言は当事務所では取り扱いしておりません

  • 農地転用

    農地転用に関わる申請手続きをサポート

  • 入管業務

    入管業務(ビザ・VISA支援サポート)在留資格認定・更新・変更・取得申請、短期滞在書類作成、就労資格証明書交付申請、資格外活動許可申請、永住許可・帰化許可申請、再入国許可申請

  • その他業務

    海事代理士業務、ドローン飛行許可申請、古物商許可申請、産業廃棄物許可申請、宅地建物取引業者免許申請、その他各種手続き・代行・サポート

ご依頼の流れ

  1. お問い合わせ

    相談初回無料まずはお気軽にお電話・メールにてお問い合わせください。

  2. 面談

    日時を調整し、ご指定の場所又は事務所等にて面談を行います。

  3. お見積

    ご依頼の内容に必要な手続き等の説明と見積もりを提示。ご納得頂ければ正式な手続依頼となります。

  4. 書類作成・代行等

    お客様に変わって取得できる書類の作成・手配等を行います。(着手金・実費等をお支払いいただきます)

  5. 完了とご精算

    手続きが完了しましたら、お預かりした書類等の返却と、残金のご精算となります。

依頼者に事務所へ来てもらわず自分から依頼者のもとに伺います。当事務所へ足を運んで頂く必要はございません。
事業に専念してもらうことが事務所の方針です。

相談・お問い合わせ

メール・電話相談初回無料
メール・電話どちらもお気軽にお問い合せください。

電話 0172-55-7882

[電話対応時間]9:00~18:00年中無休

FAX 0172-55-7883

お問い合わせフォーム

    お問合わせ内容必須

    お名前必須

    メールアドレス必須

    電話番号必須

    備考

    漢字一文字でお答えください。スパム対策

    確認必須

    入力内容を確認しました

    ※確認画面は表示されず送信されます。

    対応エリア

    弘前市及び津軽一円

    • 弘前市
    • 黒石市
    • 平川市
    • 青森市
    • 五所川原市
    • つがる市
    • 藤崎町
    • 大鰐町
    • 板柳町
    • 鶴田町
    • 鰺ヶ沢町
    • 深浦町
    • 中泊町
    • 田舎館村
    • 西目屋村

    ※上記以外の地域も相談に応じます。
    お気軽に問い合わせ、相談ください。

    アクセス

    〒036-8064 青森県弘前市大字東城北3丁目1番地8