株式会社設立するメリットは？デメリットは？

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青森県弘前市の行政書士香取です。

株式会社の設立について説明します。
現在、日本で設立できる会社は、「株式会社」、「合同会社」、「合名会社」、「合資会社」の４種類です。

株式会社設立のメリットとは

・信用面　
株式会社は、個人事業や他の会社形態に比べ、社会的信用が高いといえます。株式会社に限りませんが、会社は法務局に登記され、誰でも登記事項証明書を見れば登記されている情報を知ることができます。透明性のある会社形態が信用面において個人事業との違いです。
・有限責任　
出資者としての責任について、万が一、会社が倒産した場合でも、株式会社の場合は、株主が出資したお金が返って来なくなることがあっても、出資した額以上の部分まで株主が責任を負うことはありません。これを「有限責任」といいます。
・資金調達の手段が多様　
銀行融資のほかにも、株式を発行して（増資）することや、社債を発行して資金調達を行うことができます。

株式会社のデメリットとは

・会社設立費用がかかる　
会社設立には、定款に貼付する印紙や認証手数料、登記申請時の登録免許税の費用がかかります。
・決算公告が必要　
決算期ごとに決算の数字を公表することが義務付けられています。一般的には、「官報」に掲載すると定款に定めますが、掲載料が必要になります。
・役員の任期がある　
株式会社の取締役や監査役には任期が定められています。任期は原則、取締役２年、監査役が４年です。但し、定款に定めることによって、任期を最大１０年まで延ばすことができます。任期が終わると、役員の変更登記手続きが必要になります（登録免許税がかかります）。登記を怠ると、過料が課せられるので注意が必要です。

次回、株式会社の基礎知識に続きます。またのご訪問お待ちしています。